2014年 11月 07日
ヴィンテージシューズのリペア |
突然ですが、旧靴好きの皆さまは、
ここの部分って、どうされていますでしょうか?
そう、トップリフト(カカト)の修理です。
靴の中でもこの部分とトゥ(つま先)は、摩耗が早く一番初めに修理される箇所かと思います。
特に、ヴィンテージのペアは、上記のように、凝っているものが多く、
修理することに、躊躇されている方も多いかと思います。
修理方法として考えられるのは、
- ヒール全体の部材を交換する
- ヒールプロテクターのような保護部材を装着する
- 減り易い、外側の部分だけ、ラバーを埋め込む
ざっと、こんな感じになるかと。
1のメリットは、
- 豊富なリペアパーツから選ぶことができる。(⇒どのリペア店でも交換が容易)
- ラバーのものに変更すれば、耐久性・グリップ力の向上が図れる。(⇒安心して、歩行できる)
デメリットは、
- ヴィンテージの風合いが失われる。
2のメリットは、
- 土台を削ることなく上から、直接打ち込むため、元々の部材を保護できる。
- 作業時間が一番短く、尚且つ修理にかかる工賃もリーズナブル。
デメリットは、
- 土台を削らないため、段差が生じ、歩行の際に、違和感がある。
- 滑ることで有名な"V-Cleat"よりも、滑りそう!?(この点は、装着したことがないので、あくまで憶測です…)
- 穴を空けるため、リペア回数に限界がある。
3のメリットは、
- ヴィンテージの風合いを残しつつ、グリップ力の向上を図れる。
- 価格も、全ての部材を交換するよりも安価で仕上がる。
デメリットは、
- 特殊な修理になるので、仕上げてくれるお店が少ない。
一番、現実的な修理は、1になるかと思いますが、
ヴィンテージシューズを楽しむ端くれとしては、
3のリペア方法を選択することにしました。
仕上がりは、こちら!
イメージは、ラスターヒール。釘の数が尋常ではありませんが…(笑)
価格は、1,800円。(修理内容は、コーナー修理になります。)
見事、ヴィンテージの風合いを残しつつ、実用性も兼ね備えることが出来ました(^^)
今回、この修理をお願いしたのは、
「靴修理工房glue」 さん。
店主の方が基本一人で、お店を切り盛りしており、毎週水曜日以外は、オープンしております。
修理の腕前は、もちろんのこと、とてもフレンドリーな方なので、訪れた際は、ついつい話し込んでしまいます。
また、修理が難しいとされる、スニーカーの修理も承っているので、お困りな方は、一度ご相談に行かれてみてはいかがでしょうか?
(※靴の状態・種類によっては、修理困難なものもございますので、ご了承下さい。)
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Name:「靴修理工房glue」
Address:〒171-0021 東京都豊島区西池袋2-23-15ホワイトビレッジ目白101
Tel/Fax:03-3986-1750
Open:11:00~20:00
Closed:水曜日
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by yuki-eleanor
| 2014-11-07 09:54
| Repair